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2014年7月21日月曜日

世界最大級のセミクジラの全身骨格標本を間近に見た

本来なら、7月20日は国民の祝日「海の日」だが、ハッピーマンデー制により、今年は今日21日となった。明治天皇が明治丸で奥州御巡業から横浜港に帰られたこの日に因んで、平成8年から国民の祝日「海の日」となっている。

全国でこの日に因んだ催しものがあるようだが、近くの東京海洋大学(旧東京水産大学)品川キャンパスの一般公開へ出掛た。
学内の研究室や実験室では、色々なテーマでの研究成果の実演展示が行われていたが、このキャンパスで一番素人受けするのが、クジラの全身骨格標本だ。

コククジラ(左) と セミクジラ(右)の全身骨格標本、手前が頭部

正門から暫く歩くと水産資料館の前へ出る。此処には 「鯨ギャラリー」 として、世界最大級のセミクジラの全身骨格標本が展示されている。

資料によると、体長 17.1メートル、体重 67.2トン、1961年8月にアラスカ半島コディアック島南方 60海里沖で発見された大型の雄で、頭骨の全長は 5.1メートル(体長の30%)の頭でっかち。
頭骨から後ろへ、頸椎骨、胸椎骨、腰椎骨、尾椎骨と大型の恐竜骨格と似た様な列びになっていて興味深かい。

テレビでシバシバ視る、あの海面を叩きつける様な大きな尾びれには骨格が無く、尾椎骨も一番先端でプッツンと終わっていて、そこに尾びれを支える骨が無く、身体構造の不思議を再認識した。

この水産資料館だが、骨格標本がギリギリに収まる大きさで、かって恐竜展でみた大型恐竜は別として、ほ乳類に分類されるクジラの骨格が、如何に大きいかを今さらに実感した。

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