Translate

2014年2月7日金曜日

初代Mac発売から30周年の今年だが、

立ち寄った書店で、MacPeople 3月号の表紙に目が止まった。
初代の Macintosh 128Kと最新の Mac Pro(Late 2013)のツーショットだ。

最新のマックは、非常にコンパクトでシンプルなフォルム。其れとは知らぬ者は、トラッシュ(ゴミ箱)を連想するかも知れないが、いえいえ、これはお宝箱(最強マック)である。初代と比べ、CPUのクロック周波数は 8MHzから 3.5GHzへ、搭載可能なメモリーは、8MBから 32GBへと、文字通り桁違いの進化、正に30年に渡る技術革新の成せる技かも知れない。

MacPeople 3月号
この号では、マック 30周年を記念した特集記事がメインだ。
初代Macから、SE、SE/30、Color ClassicなどCRT付きのコンパクトなマック、Macintosh IIや IIci、IIsi、IIfx、LC475などのセパレート型のマック。更に 68K一体型、PowerPC一体型、創立20周年記念の限定モデル 20th Anniversary Macintoshなど、枚挙に遑がない程、古き良き時代の思い出深いマックだ。

更に、迷走?の時代の Quadra/Centrisや Performa、それに続く、カラフルだがポリタンクと揶揄された PowerMac G3/G4。

アップルが方向性を見失う中で起死回生のヒット作となった iMac G3とそれに続く G4/G5、成熟の果てはインテル iMacとしてデスクトップの地位を不動のモノにした。

その他 Cubeや miniなど遊び心満点のマックも良し。極め付けは PowerMac G5、そして、30周年にタイミングを合わせた様に登場した Mac Proまで延々と連なっている。

蛇足だが、記事にノート型マックが一切無いのは如何したモノか?理解に苦しむ。今でも手元に有るが、PowerBook G3(ロンバード)や iBook G3(クラムシェル)などは、性能も然る事ながら、そのフォルムはデザイン的に秀逸で、唯一無二のモノであろう。

そして第2特集では、「Mac Pro」を多数の写真により詳しく紹介している。この2つの特集記事だけで多くのページを割き、気合いの入った記事構成にになっている。

自分とパソコンとの付き合いは NECの 8bitパソコン PC-8001が最初だ。初代マックが世に出た 1984年頃には、この PC-8001から 5インチFDドライブが二台装着済みの PC-8801MK2/30に買い替えた時期だった。

クロック周波数は 4MHz、メインメモリーは 32kBで、専らBASIC言語でプログラミングの真似事やゲームアプリで遊んでいた。ワープロらしきモノも出来て、"ユーカラ"と言うアプリを使用したが、ローマ字変換で入力すると、辞書ディスクがガチャガチャと暫くアクセスを繰り返し、やおら画面に漢字が表示され、それだけでも感激?した時代でもあった。

この頃に、"Lisa" と言うパソコンの記事を読んだが、とてつも無く価格が高いのに驚く一方、日本で売れるとは思わず、それ以後は関心も薄れた。

自分がマックと正面から向き合ったのは、職場でのこと、1990年台初め、相手は Macintosh IIfxと SE-30だった。Windows 3.1が全盛の頃で、DOSVも水面下で囁かれていたが、日本では NECの PC-98が独り勝ちの時代でもあった。

Macintosh IIfxの GUIには、戸惑いの連続だったが、DOSには無い、その扱い易さに、マックの魔力いや魅力に捕らわれ、日電大明神から姫林檎教に改宗?し今日に至っている。

いま一番の関心事は、ジョブズ亡き後のアップルの目指す方向だが、こればかりは、マックを以てしても計算尽くでは解けそうに無い。

0 件のコメント:

コメントを投稿