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2012年12月13日木曜日

Retinaディスプレイに、非光沢は無いのか?

世の中、薄型液晶テレビはもちろん、パソコンも、液晶画面はピカピカで、高解像度のフルカラー画像を観るには打って付けだ。

しかし、パソコンの液晶画面がピカピカの光沢だと、免許証の写真の様な自分の上半身の影が映り込むし、バックの蛍光灯などの照明や窓明かりが反射して煩わしい。もっとも、画面がピカピカなんだから、ミラーの様に映り込んで当たり前だと思うのが自然かもしれない。

だが、パソコンのピカピカ画面で、その映り込みを良しとしない人達も居る。マイナーな存在だが、マックでクリエイティブな仕事をする人達に多い。

左が非光沢液晶ディスプレイ、右が光沢液晶

マックでも、カタログに掲載のものに非光沢液晶ディスプレイは無い。あえてBTO(Built to order)、いわゆるオーナーメード時に、複数の選択肢から諸々を組み合わせる段階で非光沢液晶もチョイスする訳だ。

余談だが、ウインドウPCで非光沢液晶ディスプレイを搭載しているモノは、まず無いと思うが?
クリエイティブな仕事では、色合わせや細かな作業に於いて、ピカピカ液晶画面の反射が鬱陶しく、仕事の出来映えに影響するし、目の疲れも重なり、マックと長時間の付き合いが出来ない。

この画像は、左に非光沢液晶ディスプレイの MacBook Pro 15in. 右に光沢ディスプレイのMacBook Pro 13in.を並べ、手前に MacBook Proが入っていた箱を置いてみたが、光沢画面への映り込みは歴然だ。

箱に直射日光を当てて撮っているので、非光沢液晶ディスプレイにも、箱とは認識できないが、何かボヤッと映り混んでいる。しかし、自然光(外光)や蛍光灯下では、背後からの映り込みを殆ど感じない。

そんな訳で、自分も、二十年来のマックユーザーとして、買い替えるたびに非光沢ディスプレイを選択してきたが、Retinaディスプレイのマックから非光沢ディスプレイは非対応になってしまった。
どのような理由で、その様になったのか?は、定かでない。

先日、アップルストア銀座でスタッフに質問したところ、新しいRetinaディスプレイでも、鮮やかさを保ちつつ、反射をかなり減少させたと答えられた。

確かに、これまでの標準的なディスプレイによる、天井の照明の映り込みでは、天井全体が明るく反射するのに対し、Retinaディスプレイでは、内側に取り付けられた蛍光管の輪が明るく見えるだけで、天井全体の映り込みは気にならない程度に抑えられている。

アップルの説明も、ある程度は理解できたが、映り込みが無くなった訳ではない。
これで良しとするのか?の判断は、それぞれがすることだが、自分としては、本来の非光沢液晶ディスプレイとは、まだまだ掛け離れていると判断した。

たまたま、MacBook Proを買い替えるにあたり、一番の気がかりが、ディスプレイだったが、この結果を踏まえ、泣く泣くRetina非対応のマックでBTOとし、非光沢液晶ディスプレイを選択した。これは、正に苦渋の決断だった。

これで、MacBook Proでは、当分はRetinaと縁切れだが、この歳のこの目には、その差異が顕著でないのが唯一の救いかもしれない?

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