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2011年9月29日木曜日

お台場で公開展示されている最後の青函連絡船「羊蹄丸」は解体かも?

今月末で休館する、船の科学館の別館として展示されている青函連絡船の羊蹄丸ですが、現在、引き取り手を探しています。閉館で維持費の捻出が難しくなるためで、貴重な文化遺産でもあり、縁のある自治体や法人にぜひ無償で譲渡したいとしています。

「羊蹄丸」は、函館と青森を結んだ最後の連絡船で、青函トンネルの開通に伴い引退し、1996年からお台場の海面で一般公開していました。



私も、これが最後と思い久しぶりに乗船?してみました。しかし、引退後の船内はイベントホールの様に改装されていて、公開されている区画では、青函連絡船を思い起こすような内装も無く、ここが船内か?と改めて周囲を見回すほどでした。

ここでの展示は、海をテーマとした「シー&シップワールド」と昭和30年代の青森駅の様子を体感できる等身大の「青函ワールド」は、往時、青函連絡船を利用した方々には印象深かった様に思います。

並列する様に係留され一般公開されている南極観測船の宗谷にも乗船してみました。
鮮やかなオレンジ色の船体ですが、羊蹄丸より小さいのが見て取れます。しかし、こんな小さな船体で赤道を越えて、日本と南極を六回も往復するとは、ただただ驚くばかりです。

こちらの船内は往時の姿を比較的忠実に残しているようで、個々の船室には、そこを居所とする船員の階級が明示されています。
船の中では、士官と科員の二つの階級があります。士官は、船長をはじめ航海士、機関士、通信士、事務長、船医と言った国家資格を有する船員です。その他の船員は、科員と呼称し、甲板長をはじめとするいわゆる一般船員です。

陸の企業で言えば、士官は課長以上の管理職、科員は係長以下の一般職に相当するようです。
それで、宗谷でも、船長をはじめ士官は個室が与えられ、科員はほとんどが四名による相部屋のようです。この他、食堂も士官は士官専用があるなど、階級制度が職務だけでなく生活面でも大きく異なることが、部屋割りでも見て取れました。

狭い船内では、通路を行き来するにもカラダをかがめる様な仕草も必要で、狭く急な角度のタラップも難儀をしたことと思います。
宗谷海峡にちなんで名づけられた宗谷ですが、商船→特務艦→巡視船→南極観測船→巡視船→記念艦として、竣工から既に七十余年、未だ船籍は有るものの、このままでは朽ち果てんばかりの船体に涙するモノがあります。

船の科学館は休館しても、この宗谷は今まで通り一般公開されるので、機会があれば再度訪れたいと思います。

なお、蛇足ですが、
画像の中央、羊蹄丸の直ぐ後ろにある白いビルは「東京湾岸警察署」です。

元々は東京港内とその沿岸部を管轄する水上警察署がありましたが、海面の埋立造成で、お台場が出来たことにより、それらの地域も含め、新たに「東京湾岸警察署」が発足しました。

同じお台場に社屋があるフジテレビのドラマを連想させる名称ではマズイとの意見もあったり、商標権との兼ね合いもあり、頭に「東京」を付け加えたようですが、地元では何のこだわりも無く「湾岸署」と呼ばれています。

この日のお台場からの夕景です。
対岸の天王洲アイル方向が茜色に染まり綺麗な日の入りで、右側のレインボウブリッジに重なるように東京タワーも朱色に見えていました。

2011年9月28日水曜日

お台場の「船の科学館」、37年を経て休館に

大型客船を模したカタチで、お台場のランドマークとしても親しまれてきた「船の科学館」が、施設と展示物の老朽化に伴い、今月末で休館になります。別館として展示されてきた最後の青函連絡船の羊蹄丸も公開を終了します。

表向きは、ニューアルの検討を行うとしていますが、事実上は、休館ならぬ廃館らしいです。
開館は1974年7月20日、正に海の記念日でした。

当時、この辺一体は未だ東京都の臨海地域の開発途中で、「お台場」でなく「13号埋立地」と呼ばれていました。

それから4年後の1978年には初代の南極観測船「宗谷」が公開され、1996年からはその隣に最後の青函連絡船のうちの一隻、羊蹄丸も展示公開され今日に至っています。

海沿いに建つため、塩害や土地の地盤沈下などで施設の老朽化が進んできたことと、館内の展示も老朽化が進んでいること、また、近年は来館者数も激減し、維持管理費が掛かり過ぎることもあり、リニューアルも難しく事実上は廃館されるようです。

ただし、膨大な展示物や貴重な資料もあり、それらの収蔵保管場所として、当面、建物自体は残されるようです。それと、ここには海上保安庁の航路を管理する信号所があり、直ぐには移転も出来ず、現状で引き続き運用されるようです。

ここは当初、「13号埋立地」と呼ばれたくらいのエリアで、交通の便が悪く、もちろん定住者も皆無。私が最初に訪れたのは、たしか1976年頃で、JR品川駅東口発の都バスで、開通したばかりの海底トンネル経由で船の科学館へ行きました。

当時は、埋立地としての造成がほぼ終わった段階で、都バスの終点、船の科学館前の停留所には、小さな売店が二三軒?あっただけ。あとは見渡す限り、碁盤の目のように区画整理された土地でした。

そこは、雑草が生い茂り、トンボが飛び、蝶が舞い、バッタが跳ね、唯一、船の科学館だけがそびえ立つようにありました。

それから三十余年、今はその「13号埋立地」も「お台場」と呼ばれ、東京の観光スポットにまでなり、ただただ、その変貌に驚くばかりです。

船の科学館から都心方向、この風景も見納めでしょう。



新"iPhone" の発表会は10月4日(現地時間)開催に、

今朝の朝日新聞電子版によると、
アップルが "iPhone" の新型機の発表会を10月4日に開くことを明らかにした。グーグルなどとの競争が激しさを増す中、約1年4カ月で新製品を投入する。


27日、アップルがメディアに対し「iPhoneを語ろう」と書いた招待状を送付した。発表されるのは現行機を一部改良した「iPhone 4」か、デザインや機能を刷新した「iPhone 5」か、様々な臆測が飛んでいる。

スティーブ・ジョブズが退任してから初の新製品発表会で、後任のティム・クックが CEOとして初めて登壇する見通しだ……とありました。

夏以降、次モデルの「iPhone 」に関しては、色々な噂が飛び交いましたが、時期的にもいよいよ発表になるのは確かでしょう。

招待状のタイトルは、「Let's talk iPhone」。
発表は10月4日(火)午前10時から、日本時間では10月5日(水)の深夜午前2時。果たして、どんな製品が発表になるのか?何時ものことですが、眠気に堪えてマックの画面に釘付けでしょうか?今から楽しみでもあります。

いずれにせよ、どんなモノになるのか?手元の「iPhone 4」は購入から一年を過ぎたばかり……内容次第ですが、機種変更するか否か?またまた悩みそうです。

2011年9月25日日曜日

Bluetooth対応で"ウォークマン"の音楽をワイヤレスで送信する

中古ショップで、Bluetooth対応で"ウォークマン"の音楽をワイヤレスで送信するオーディオトランスミッター(WLA-NWB1)を見付け即ゲットしました。

これを"ウォークマン"のドッグコネクタに装着すると、再生中のサウンドをBluetooth対応のヘッドホンに飛ばすことが出来て、邪魔になるヘッドホンコードに悩むことがありません。

これ以外でも、Bluetooth対応のカーステレオ、スピーカ、ミニコンポなどにも使えます。

オープン価格で確かなことは分かりませんが、ほぼ半値でした。

新品には説明書が同梱されていますが、私はこれと同等機能の "iPod"用を持っている為、無くても、ほぼ同文と思っていました。

外観は"iPod"用(TMR-BT8iP)とほぼ同じで、ドッグコネクタがやや小さい"ウォークマン"用は、僅かですが小さく出来ています。"iPod"用と異なるのが、背面に"Mode"切換スイッチが付いていることです。それで、念のため"ウォークマン"用の説明書をソニーのHPからダウンロードして確認したところ、

"Mode"スイッチについて
音質とワイヤレス通信の安定のどちらを優先するか選べます。
 1 : 音質を優先する。
 2 : ワイヤレス通信の安定を優先する。
音飛びなどが発生するようであれば "2" に切り替えます。

なお、"iPod"用には、このスイッチはありません。

早速、手持ちのBluetooth対応のヘッドホンとペアリングを試みたのですが、何度やってもダメ。
やはり、中古品のリスクかと?思いながら説明書を読み直をして気付いたのが「初期化」でした。既に何らかのBluetooth対応品と接続した状態のままである可能性がありそうに思いました。

それで、手順通りにリセットして再度ペアリングを試みたところ、難なく"ウォークマン"からのサウンドが聴こえて来ました。

"ウォークマン"とワイヤレスヘッドホンでは双方の距離も近く、音飛びなど感じることもなくクリヤーなサウンドに安堵しました。出来れば、この様な機能は最初から"ウォークマン"に内蔵して欲しいと思いました。

なお、蛇足ですが、
"iPhone"は Bluetoothに対応しているので、この様なモノは必要ありません。

今さらと思いつつ買った"MO"ですが、

たまたま立ち寄った中古品売買の「ハードオフ」で MOのパッケージが目に止まり、思わず手に取ってみました。

かって常用したメーカのモノでした。
未開封の美品で、黄色と紺色のツートンカラーも目に鮮やか。十年ほど前まではデータの持ち歩きに重宝したものです。

しかし、手元にあった MOドライブも既に何台もが廃棄になり、残る一台はマダマダ使える状態ですが、これがダメになると MO資産は読み出す術を失います。

そんな危惧もあり、夏前に手元にある全ての MOのデータを Macの HDDへコピーして順次 CD-Rへ保存し直しています。

そんな時に、またまたこのパッケージを懐かしさ?だけで、ついつい買ってしまいました。

往時は、高価だった 640MBの MO for Macintoshですが、五枚入りのパッケージが 525円、またまた、私のお宝(ガラクタ)コレクションがヒトツ増えました。

2011年9月20日火曜日

iPhone 3G は iOS 4.2.1 と相性が悪いのか?

"iPhone 3G" の "Wi-Fi" 機能が失われてしまったようです。

今日までに、"iPhone 3G"→"iPhone 3GS"→"iPhone 4" と機種変更しながら使い続けていて、"iPhone 3GS" はサブ機、"iPhone 3G" は純正ユニバーサル・ドッグに収まり、「時計」アプリをアクティブにして、一年365日トラブルも無く機能していました。

つい最近になって、時刻のズレが気になり始め、アプリの再起動などしてみましたが、改善しません。よくよく見ると、上部にあるはずの扇型の "Wi-Fi" アイコンがありません。
この時計アプリは、時々、タイムサーバーへアクセスして時刻を較正していたようで、それが出来ずに狂い始めた様です。

それで "Wi-Fiネットワーク" の設定を確認してみると "ネットワークの選択" で表示されるはずの自宅の無線ルータの "SSID" が見あたりません、しかも、列ぶ様にして見えるご近所の "SSID" もありません。

しかし、手元の MacBook Proをはじめ MacBook Air, iPad, iPhone 4 では、問題なく無線LANは使えているので "iPhone 3G" の "Wi-Fi" が機能していないことは明白でした。

それで、ホームボタンとスリープボタンの長押しによるリスタートや、ソフトウエアのリセットとして、「一般」→「リセット」→「ネットワークのリセット」を試みましたが、改善はみられませんでした。

これ以外の方法は見あたらず、今のところはギブアップ状態です。
"iPhone 3G" は、元々" iOS 2" がプリインストールされていましたが、程なく "iOS 3" がリリースされ即アップデートしました。

その後、"iOS 4" がリリースされましたが、流石に "iPhone 3G" には重荷かもしれないとアップデートは躊躇っていました。しかし "iOS 3" では動かないアプリも多くなり、この春に "iPhone 3G" としては最終アップデートの "iOS 4.2.1" にアップしました。

アプリの動作が多少緩慢になった様に感じていましたが、必要最小限のアプリだけ残して、後は全て削除L、大半が楽曲データだけにしてありました。

つい最近まで、アプリや自己データの更新なども時々していましたが、知らぬ間に "Wi-Fi" が失われました。購入から丸三年が経ち、そろそろ製品寿命も尽き果て?リタイアでしょうか?

2011年9月18日日曜日

"恐竜博2011" を観に科学博物館へ

上野の国立科学博物館で開催されている「恐竜博2011」を観てきました。
2000年台に入ってから、恐竜展(恐竜博)の多くは、幕張メッセで開催されるのが常でしたが、最近は規模を縮小?して都内で開催されています。昨年は確か六本木ヒルズの上階での展示でした。

足の便が良いのは好都合ですが、大型恐竜の骨格標本の展示は無理、中型小型に限定されています。
今回は七月から十月初めまでの長丁場の会期ですが、混み合うことも予想され、夏休みの期間を外して九月半ばになってから出掛けました。

恐竜博は、二年前、幕張メッセで開催された「恐竜2009 砂漠の奇跡」へ行って以来です。

その時の主役は、巨大な "マメンキサウルス" と世界最大の肉食恐竜 "スピノサウルス" でしたが、今回の主役は、中型恐竜の "ティラノサウルス"と"トリケラトプス" でした。

国立科学博物館の展示では、会場内の照明は少々控えめで、主役の恐竜達はスポットライトを浴びスクッと立っていました。

周囲に人影が無かったら、少々身構えて足早に通り過ぎる様な雰囲気もあり、恐竜展ならではのスリル?もありました。

プレスリリースからの情報も含めた会場内の様子ですが、幾つかのコーナー毎にそれぞれ趣がありました。

恐竜界の二大スター、ティラノサウルスとトリケラトプスが対決
ティラノサウルスの短い前脚は何の役にも立たない?と考えられていました。しかし最近の研究では、しゃがんだ状態から立ち上がる時に、重心を前に傾け、前脚を地面に付けて立ち上がっていた可能性が出てきたようです。それで、今回の展示では、ティラノサウルスがしゃがんだ姿勢で、待ち伏せる姿を初めて復元しています。
トリケラトプスは、これまで前脚の肘を横に突き出して、腕立て伏せをするような姿が多く見られましたが、最近の研究で肘は横に突き出しておらず、手の甲を外に向けていたらしいことがわかりました。角竜は、二足歩行から、草原の丈の低い植物を食べ易いように、四足歩行になった可能性もありそうですが……
各時代のライバルたちが対峙
三畳紀、ジュラ紀、白亜紀の各時代に生きた恐竜たちが、対決するかのように向かいあって展示されています。ジュラ紀のアロサウルスとヘスペロサウルス、白亜紀のティラノサウルスとトリケラトプスは最大のライバルだったかもしれません……
恐竜の色がわかった、羽毛恐竜アンキオルニス
これまで恐竜の色はわからないとされていました。 しかし、中国で発見された羽毛恐竜アンキオルニスの羽毛にメラニン色素を含む物質が保存されていたことがわかったと発表されました。その実物化石が日本初公開されています。
新種の肉食恐竜「ラプトレックス」が日本初公開!
新種のティラノサウルス類「ラプトレックス」。体の大きさの割に前脚が短かいのは、恐竜が小型化する段階で始まっていたのか?それとも大型種の子供だからなのか?未だ分かっていないようですが……
「始祖鳥」命名150周年!実物化石を日本初公開!
1861年に最古の鳥類として始祖鳥が命名されて今年で150年になります。始祖鳥は本当に鳥なのか?飛ぶことができたのか? 始祖鳥の最新研究を紹介されています。

今回は国立科学博物館の施設内での展示の為、かなり制約条件も多かった様ですが、展示の主役、中型恐竜の "ティラノサウルス"と"トリケラトプス" が間近に観られた事だけでも十分価値がありました。

新学期も始まり、学生の姿が少ないのは当然ながら、中高年と幼児を連れたママの姿が多く見られたのも今回の特色?かも知れません。

2011年9月16日金曜日

真夏日のお台場ですが、静か過ぎ……

最近はとんとご無沙汰のお台場ですが、夏のイベントの為だったのか?砂浜の砂が何時もより厚く盛られていました。河口流域ではないので、砂が波で浸食される為、伊豆七島の神津島から運ばれて来るようです。

例年、夏の間はフジテレビの社屋の向こう側にイベントスペースが出来上がり、早朝から開場を待つ長蛇の列がみられますが、今は跡形も無く静かな空間だけがあります。

数年前から、東京の新観光スポットとして外国人観光客に人気が出始めたお台場ですが、原発事故の風評か?激減しています。また、水遊びや舟遊びの人影も疎らで、静かなお台場でした。

今日の満潮は日没後、まだまだ満ちてくる途中でしたが、既に砂浜が狭く感じられました。ここ数日続く夏日、風が穏やかで、ウインドサーフィンに興じる若者の姿は無く、何時もなら、青空に白い翼を羽ばたかせ旋回するユリカモメも見られませんでした。

西の空が朱色に染まり、天王洲アイルのビルとビルの間にチラリと富士山のシルエットが見えて程なく日没になりました。そして、レインボウブリッジにイルミネーションが点り、今暫くは静かなお台場海浜公園になりそうです。

「サイゼリヤ」からサラダが消えた……

月に幾度か行くイタリアンレストランチェーンの「サイゼリヤ」ですが、つい最近、メニューのトップにある「サラダ」の注文が出来なくなっています。

福島の原発事故の影響で、福島県産の葉物野菜など十一品目の出荷停止と摂取制限などを受け、福島県白河市の契約農家の「こだわりレタス」を主に使っている「サイゼリヤ」からは定番メニューの「サラダ」が消えました。

メニューを開くと、トップにある一番人気の「小エビのカクテルサラダ」を始め、その他のサラダメニューも全部注文出来なくなっています。

「サイゼリヤ」としては、「他の産地の契約農家に増産をお願いしています」、「安心して食べていただくと同時に、こだわりの品質基準は絶対に落とせない……」の様な主旨のプレスリリースがありました。

同じビル内のテナントで、この辺では店舗規模の大きいスーパーでは、サラダ用の葉物野菜は何でも有りなのに、やはり素材に大変なこだわりを持っている様に感じました。

それにしても、都心で、放射能の影響をこれほど身近に感じたことは無く、改めて、今回の大震災や原発事故が他人事では無いことを再認識しました。

2011年9月13日火曜日

"東京タワー"、紺碧の空をバックに朱色が鮮やかに見えて、

芝公園の近くに用事があり出掛けました。
其処まで行くと、東京タワーは見上げるほどの距離になります。

このところの晴天続きで、紺碧の空をバックにした、朱色の東京タワーは、際だつ様な鮮やかさで、道行く人も一時立ち止まり携帯を向けていました。

都心に建つ放送用の大型タワーとしては最古、既に五十年余のお役目を果たしてきました。

地デジに完全移行する四ヶ月前、あの3.11の大震災で、頭部にあるアナログTV放送用のアンテナが、途中から "く"の字に曲がり、大地震のパワーをマザマザと見せつけられました。

地震波の揺れの方向と関係があるのか?定かではありませんが、脚部から見上げる様にして眺めると、どうも東方向に曲がっているようです。

曲がったままの状態で、最後までアナログTV波を送信し続け、七月二十四日正午に五十余年のお役目を終えています。

出来れば、このままのカタチで残して欲しい様な気がしていますが、アナログTV終了後のVHF帯の電波の再割当が決まれば、それ用のアンテナに取り替えられる事になるのでしょうか?

アナログ放送の終了によって、半世紀もの重責から解放された東京タワーですが、今後もズーッと東京のランドマークで在り続ける事を期待しています。

2011年9月12日月曜日

"浜離宮恩賜庭園"、超高層ビルをバックに、見渡す限りキバナコスモスが満開

今日は朝から紺碧の空、銀座に近い浜離宮恩賜庭園へ行ってきました。

例年、キバナコスモスが満開になるこの時期は、シルバーウイーク(9/15〜9/21)と重なり、六十五歳以上の人とその付き添いの者一名に付いて入園料が無料になります。そんな事もあって普段より年配者が多くなるようです。

かって此処は徳川将軍家の浜御殿、今は東京都の管理で大名庭園の面影をシッカリと残しています。

それでも、正門から海に向かう一角には花畑があり、春は菜の花畑、秋はコスモス畑と、年に二度、汐留シオサイトの超高層ビルをバックにした花畑が見られます。

東京もこの夏は暑い日が多く続き、コスモスの花の生育具合は如何かと心配しつつ入園しました。

正門から真っ直ぐ歩き濠を渡ると目の前一帯が目に鮮やかなキバナコスモスが今年も満開でした。

今が盛りに見えて、どの花もシッカリと花弁を天に向け、吹く風に揺れていました。花々の上にトンボが飛び、花から花へ蝶が舞い、都心の喧噪を忘れさせるような静かな庭園をユックリと散策してきました。

2011年9月9日金曜日

都電の実物が「ALWAYS 三丁目の夕日」のロケセット?をバックに

東京都交通局が今年八月一日に創業100周年を迎えたそうです。
その100周年の節目を迎えるに当たり、都営交通100周年記念特別展「東京の交通100年博~都電・バス・地下鉄の "いま・むかし ~」が七月十四日(木)から江戸東京博物館で開催されていました。

夏休みは混みそうな気配もあり、九月に入ってからようやく行ってきました。

JR両国駅の直ぐ近く、国技館と隣接する様に建つ江戸東京博物館です。
明治から大正、昭和、平成に至る東京の交通100年の歩みを、交通局所蔵品を中心とする様々な資料(車両模型、都電系統板、乗車券、ポスターなど)で往時を振り返っています。

常設展は上階ですが、こちらは一階のフロアでした。
平日なので、空き空きかと思っていましたが、意外や意外で還暦を過ぎた様な男女が多くいてビックリ。

やはり、若い頃から慣れ親しんだ都電(市電)や都バス(市バス)そして地下鉄の100年にわたる変遷を、色々な展示物から自分の人生に重ね合わせる様に見入っているのが印象的でした。

展示コーナーは以下の様に分かれていて、
 「東京の市内電車~明治の交通と都電のはじまり~」
 「震災の街を走る円太郎バス~都バスの誕生~」
 「都電黄金期」
 「都営地下鉄の発展」
 「都営交通のいまとこれから」

ジックリと全部を見て回るには、丸一日も掛かりそうな展示物の数々でした。
極めつけは、屋外展示になっている都電の実物で「ALWAYS 三丁目の夕日」のロケセット?をバックに展示されていました。これはなかなか趣があり、車内に入って座席にソッと腰を下ろして見上げる車内広告にも往時が思い起こされました。

東京人であれば、この展示会そのままが、自分の人生と重なる部分も多くあり、必見かと思います。
なお、会期は明日(10日)までです。

2011年9月7日水曜日

日本中に銀座は多いけど、やはり、銀座の中の銀座は此処、

銀座に用事があり、渋谷や新宿なら通り過ぎる姿見の前に、ちょっと立ち止まってから家を出ました。
一通り用事が済んでから、銀座ならではのお洒落な店が連なるコリドー街を歩き、泰明小学校の脇を通り数寄屋橋に出ました。


西銀座のソニービル

数寄屋橋のスクランブル交差点は、何時もながら行き交う人々でごった返していました。
此処は、かって、氏家真知子と後宮春樹の出会いの場所だったんですが、現在は、濠もそれに架かる橋も無く、その経緯を語れる人も少なくなりました。

その角にあるユニークなカタチの交番の向かい側にソニービルがあります。ビルの壁面は、いつも自社製品の超大広告がありますが、この日は何と若い男子の上半身がありました。

iPhone で撮った画像を帰宅後、娘に見せたところ、何でも「嵐の二宮くん」だとか……そんなこと、どぉ〜でも良いんですが……キャッチコピーが 「買い物が、日本の力になる」とあり、右下隅の小さなロゴで、某クレジット会社提供の広告だと分かりました。

蛇足ですが、その会社のクレジットカードを利用すると「1回の利用につき1円」が、東日本大震災の支援金として寄付されるようです。

ソニービルの前まで行くと、ソニーストア銀座は何と休業日とか?発表になったばかりの、ソニーのタブレット型PCの先行展示があると、ご案内が来ていて、ついでながら立ち寄ったのですが残念でした。

私と同様にその場に立ち尽くす人も多くいましたが、気持ちを切り替えてアップルストア銀座へ行くことで晴海通りを銀座四丁目の方へ向かいました。道行く人も心成しか?お洒落っぽく周囲の街並みに溶け込んでいて、銀座ならではの雰囲気を醸し出していました。

日本中に銀座は多いけど、やはり、此処は銀座の中の銀座だと、行き交う人々は、恐らく、皆そう思っているに違いありません。

「らじる★らじる」、気軽に使える NHKネットラジオ

NHKのラジオ第1放送とラジオ第2放送それとFM放送を、インターネットを通じて放送と同時に提供するサービスが九月一日から開始されました。「らじる★らじる」と呼ばれ、MacでもWindowsでも聴くことができます。

Android OSやiOSのいわゆるスマホに対しては、対応アプリが順次提供されるようです。
早速、NHKオンラインのページから「らじる★らじる」へリンクしているページへ飛ぶと、いずれもクリヤーなサウンドが聞こえてきました。

途中で番組が途切れることも無く、Mac/PCで聴く限り放送と同じ様な聞こえ方に思えました。それでも、敢えてNHKオンラインの「お問い合わせフォーム」から質問してみました。
翌日には以下の主旨の返信メールがありました。

「らじる★らじる」に付いてですが、
「ラジオ第1・第2」は「モノラル」、「FM」は「ステレオ」となっています。パソコンで聴く場合の「音質」については、「FM」の音質が若干悪くなり、「ラジオ第1・第2」は音質が良くなります。

深夜の放送設備の保守・点検のための放送休止時ですが、放送がある場合には聴くことが可能です。ただし、点検中のため、音が途切れたり音が出ない時間帯もあります。
また、インターネットによるライブ放送の同時再送信のため、放送が休止の場合は「らじる★らじる」による放送はありません。

回答のなかで意外だったのが、「FM」の音質が若干悪くなり、「ラジオ第1・第2」は音質が良くなることです。いずれも、ライブ放送される電波を受信した時の音質との差異だと思いますが、パソコンで聴く限りは判別し難いかもしれません。

しかし、「ラジオ第1・第2」は、ライブ放送受信時にまつわる雑音や混信も無く、指向性も無いので、それだけでも改善がハッキリと認められます。

ネット社会に於ける、放送のあり方を考えさせる様なインターネット放送ですが、手軽に、何時でも、何処でも、好きな局を聴けるラジオ放送に取って代われるモノではありません。
今後も、各々の特質を生かしつつ、それぞれの更なる発展が予見されます。

2011年9月4日日曜日

「USBメモリー」、いま必要な個数だけ買うのが・・・

CD から iTunes へ録り貯めた音楽データを、別のマックの iTunes でも利用する為に、USBメモリーを買いました。データの持ち回りとバックアップも兼ねてのことです。移動やバックアップは、他の手段もありますが、バックアップは追記更新も有りと思い、意図的に CD-R は避けました。

移動する音楽データは約10GBほど。
USB 2.0対応の MacBook Pro なら HDD からのコピーも、それほど時間を要しませんが、USB 1.1の PowerBook G4 では、何とも気の遠くなる?ような時間を要し少々ストレスを感じました。

まぁ〜こんなこと今後は無いと思いますが CD からコツコツと、取り込んだ楽曲も積もり積もると半端なディスクサイズで無いことを実感しました。

今回買ったのは "16GB" ですが、アキバの家電量販店で五千円足らず、"2GB" なら千円ちょっとでした。五年くらい前だっかか? "1GB" のモノを買った時は一万五千円弱でしたから、普及し始めると急激に価格が下がるのを実感します。

しかし、まだまだ価格が下がることも有りそうで、安くとも買いだめせず、いま必要な個数だけ買うのが賢明。次に行った時に、またまた値が下がっていて、ガッカリしない為にも……

2011年9月3日土曜日

「らじる★らじる」、NHKネットラジオ配信開始、

NHKのラジオ第1放送とラジオ第2放送それとFM放送を、インターネットを通じて放送と同時に提供するサービスが開始されました。「らじる★らじる」と呼ばれ、民放各局によるインターネット放送(radiko)のNHK版とでも言った方が良いでしょうか。

山間部などで放送を聴きづらい地域、夜間、隣国からの電波が混信する地域、あるいは鉄筋コンクリート住宅などで、ラジオの放送が聴取しにくい状況の改善を目的としています。

受信するには、インターネット経由でNHKオンラインへアクセスします。トップページから「らじる★らじる」のページへ移ると、右の画像の様なボタンがあり、これをクリックすることで放送を聴くことが出来ます。

直ぐに試してみました。
手元のマックのブラウザ(Safari)で「らじる★らじる」のボタンをクリックすると、現在放送中の番組がクリヤーな音質で、しかも途切れること無く聞こえてきました。

この手の新しいメディアでは、往々にして、マックには非対応か後日対応予定とかが多いのに、流石にNHK、最初からバッチリです。

しかも、雑音や混信も無く、ラジオ固有の指向性も無いので、使い勝手は良さそうです。ただし、ネット経由での聴取ですから、タイムラグがあり、時報などは、とんでもない時に聴くことになります。

原則として、全国向け共通番組の配信ですが、共通番組の放送が無い時は、ラジオ第1は関東広域放送、FMは東京都域放送になるようです。

使用するパソコンは、マックはもちろんウインドウズPCでもOKです。スマホは、来月からAndroid OSのアプリ提供を開始する予定で、順次、iOSのアプリも提供されるようです。

ラジオが手元に無くても、ネット環境さえあれば、現在オンエアー中の放送が聴けてしまう訳で、またヒトツ新しいメディアの誕生とも言えそうです。

2011年9月2日金曜日

昼の最中に聴く「ラジオ深夜便」も一興かな?

「ラジオ深夜便」をライブで聴かなくなってから、朝が早くなりました。
最も、眠れぬ夜のラジオ深夜便とか?聞いたことがありましたが、私は寝付きが良く?まともに番組が聴けたことがありません。

そんな私にビッタンコなラジオ、カセットテープが要らない、いわゆる ICレコーダー内蔵のラジオ(ICZ-R50)です。このラジオに、エアーチェックする放送局の周波数と開始時刻・終了時刻を一度セットするだけで、毎日一年365日忘れること無く留守録してくれます。

私の場合、毎晩長丁場のラジオ深夜便のうち、午前二時から四時までの二時間録音で、この時間帯はFMでも放送されています。

MP3形式で128kbps/44.1kHzでのステレオ録音だと、内蔵メモリーで約一ヶ月分の留守録が出来て手間も要らず便利です。

深夜に録り貯めたラジオ深夜便を、手空きになった昼間にプレイバックすれば、聴き漏らす事もありません。
しかも、早送りや早戻しが瞬時に出来るので、聴きたいところだけ選んで聴けて時間もセーブ出来ます。

また、このラジオをUSBケーブルでパソコンに繋ぐと、録音した音楽ファイルをドラッグ&ドロップでパソコンのハードディスクにコピー出来ます。

そして、この音楽ファイルをダブルクリックするだけで、iTunes が立ち上がり、直ぐに再生を始めます。録り貯めた音楽ファイルを iTunes の管理下に置けば、アーチスト名やアルバム名、ジャンルなどを書き換えられます。
ラジオで聴くよりMac/Pcで聴く方が効率的で、使い勝手は良いと思います。
深夜番組を日中に聴くなんて、イレギュラーかも知れませんが、私のライフスタイルには、ビッタリ合っているとつくづく思います。