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2009年7月11日土曜日

行ったゾ、観たゾ、サイモン&ガーファンクル東京ドーム公演

サイモン&ガーファンクル東京ドーム公演に行って来た。
開演の一時間ほど前にドーム前へ着く。

若者の姿もあるにはあったが、S&Gと同世代と思われる男女の姿が多く、カップルも意外に?多く居て、我ながら仲間を得た感じがした。

Tシャツとかキーホルダー、携帯ストラップなどの関連グッズを売る仮設ブースも在ったが、それほどの賑わいでもない。その反対側に、彼らのDVDやCDを売っているテントがあり、そこそこの人だかり。

二十年くらい前、初めてレーザーディスク・プレーヤー を買った時、一緒に買った LD が "サイモン&ガーファンクル・イン・セントラルパーク" だった。
その当時は、何度もリプレイしたし、つい最近も観たが、このプレーヤーは年代物。
それ故、遠くない日に使えなくなると思われ、敢えて、ここで同じタイトルのDVDを買ってしまった。

DVDを入れてくれた袋には銀座の山野楽器のロゴがあったが、アキバあたりの店で買えばもっと安かったかもしれない。

指定されたゲートから入場すると、客席へ降りる前のフロアでも関連グッズを売っていて、ここでA4より一回り大きめサイズのプログラムだけ買った。ライブへ来た唯一の証にする積もりだ。

自分の席は三塁側内野の20列、かなり下の方で、周囲を見回す余裕も無く、足下ばかり気にしながら階段を下りて行った。

手元のチケットの席番号と何度か見比べ、やっとの事で腰を下ろした。
暫くして、周囲を見上げるようにすると、すごい、既に七割がたの席は埋まっていて、何だか圧倒されそうな気持ちになった。

目の前のアリーナ席にも、列を作るように人が入って来て、席が埋まっていく。
ハッキリ言ってステージまで遠いが、これでもS席なんだ。
自分は近所のローソンで予約したけど、S席とA席、B席しか無くて、今となってみればアリーナ席が羨ましく思えた。

定刻の七時になったが、ステージに人影が無い。
十分が過ぎた頃、突然ライトが消えると、バックスクリーンに二人の過去から最近までの映像が映し出された。やがて会場である東京ドームが映り、観客がどよめいた直後、センターマイクにスポットが当たると、ポール・サイモンとアート・ガーファンクルが立っていた。
大拍手が鳴り止まず、ステージの二人は両手を挙げウエルカムポーズでこれに応えていた。

そして、直ぐにバンド抜きで歌い始めた。
オープニングは、正しく今日の彼ら自身
Old Friends ♪♪♪
続いて、
A Hazy Shade of Winter ♪♪♪ (冬の散歩道)
I Am a Rock ♪♪♪
America ♪♪♪
ここで、コンバンハ、トーキョー・・・とセンターマイクで呼びかけ、拍手と大歓声で応えられた。
11サイで僕達は出会って、15サイで一緒に音楽を始めて~と語りだした(11サイ、15サイは日本語で)
Kathy's Song ♪♪♪
Hey Schoolgirl ♪♪♪
Be Bop a Lula ♪♪♪
Scarborough Fair ♪♪♪ この辺で、たいぶ調子が出てきた様子
Homeward Bound ♪♪♪ この後、映画 "卒業"の映像がバックスクリーンで流れる。
Mrs. Robinson ♪♪♪
Slip Slidin' Away ♪♪♪
El Condor Pasa ♪♪♪  コンドルは飛んで行くでは、覗く双眼鏡に、ケーナが吹かれているのが見えた。
この次あたりで、ポールが退場し、アーティのソロが始まった。
♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪
アーティがソロで三曲♪♪♪歌って退場。入れ替わるように、ポールが出て来て同じく三曲♪♪♪歌った。
そして、アーティが戻って来て、デュエット、
The Only Living Boy in New York ♪♪♪
Bridge Over Troubled Water ♪♪♪ (明日に架ける橋)
ピアノのイントロだけで会場は沸いた。
1番はアーティが ♪♪♪、2番をポールが♪♪♪ 3番を二人でハモりながら、正に熱唱。
ここまで来ると、今まで静かに座っていた殆どがスタンディングでの大歓声、ドーム内のボルテージは最高潮に達した様子。
♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪
歌い終えた彼らは、その場を去り難たそうに何度も手を振りながら、バックヤードへ姿を消した。
えぇーーラストソングだったの?
鳴り止まない拍手に、ややあって、二人が登場、バンドなしでアンコールに応え、
The Sounds of Silence ♪♪♪
前奏が始まるや、拍手と大歓声、
♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪
The Boxer ♪♪♪
ライラライ~♪♪♪ ってところがグッド、途中で "テルミン" らしきサウンドが聴こえ、双眼鏡ではミスターマリックみたいな手付きが見えた。
♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪
歌い終えて、またバックヤードへ、
止まらない拍手に、暫し間があって再度登場し、
Leaves That Are Green ♪♪♪ (木の葉は緑)
Cecilia ♪♪♪
♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪
観客全員がスタンディングで大盛り上がり、彼らによる、バンドメンバーの紹介があった後、
再び  Cecilia ♪♪♪
♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪
二度のアンコールに応え、さらに "セシリア" で歌い納めた。
休憩無し、ぶっ通し二時間を演じ切った彼らはもとより、彼らと歳の近いバックバンドもまた凄かった。
大歓声と鳴り止まぬ拍手の続くドームが明るくなり、ついについに終演。

来られて良かった。
初来日の1982年は仕事の都合でパス、1993年も行けなかった。
今年2009年の来日公演がラストチャンス。
三度目の正直で何とかチケットをゲット。S&Gの姿が見られただけでも幸せ者なんだと、今さらに思う自分が、いま此処に居る。



コメント(アーカイブ)

超イントロクイズの回答をするように第一音で多くの人がどよめくのですよね。初めは静かなアリーナ席も後半は立ち上がり頭上で拍手るするので倍の人数に増えたかのように見えました。A席でもB席でも感動をともにしてましたよね、」きっと。
案外若い人たちが多いのねと思いましたが、一度目のアンコールで立ち上がった人々は後ろ姿が若いけど時代を懐かしむちゃんと大人の人たちでした。
早まった人たちは二度目のアンコーが始まると、階段に立ち止まって沢山の人たちが盛り上がっていましたよ。素晴らしいステージをありがとう。
Posted by  ちょ at 2009.7.15 14:39:12
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このS&Gのライブでは、スタンディングオベーションがほとんど無かったから、ライブが盛り上がらず白けたと言う意味のブログもありました。
しかし、S&Gと同世代と思われる観客の多くは、かって、歌舞音曲は静かに拝聴するものと教えられたはずです。もちろん、良かったと感じれば、適宜適切に賞賛の声を発し、惜しみない拍手も送ります。
スタンディングオベーションもカーテンコールとかタイミングを計ってやるのであれば、後ろの席を気兼ねすることもなく、全員が同じ気持ちで立ち上がり感動を自己表現すると思います。
若い人のライブでは、最初から最後まで立ちっぱなしで、拍手し手を振りカラダをグルーブする、それはそれで否定はしません。
それぞれに年相応の感動の自己表現があると思います。
今回のS&Gのライブでは、スタオペなんて、とても恥ずかしくて率先しては出来なかった大人達がアンコールでは遂に立ち上がりましたよね。これが感動の正に自己表現だったと思いました。
Posted by  BlueMac at 2009.7.15 15:42:45
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