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2009年3月16日月曜日

"EGTALK ver 2.1 for Mac" と "まいと〜くMAC" をアキバで見付けた

ここ数ヶ月、秋葉原でパソコン通信プログラムを探していました。

もちろん、入手できるとしても中古品ですが、なかなか巡り会わずにいました。インターネットがこれほど普及した現在、相手によっては "パソコン通信" って何か?とも言われそうです。

それが、数年前のことですが、中古Macの専門店で(株)まつもとが開発したMac用としては数少ないパソコン通信用のアプリケーション "Jterm2.0" を見つけました。

しかし、当初の目的を実行出来ないうちに、どこかへしまい込んでしまい行方不明になっています。


やむなく、また探し始めましたが、偶然にも立て続けに二つのパソコン通信用のアプリケーションをアキバで見つけました。もちろん中古品ですが、両方とも未開封のモノです。

(株)エルゴソフトの "EGTALK ver 2.1 for Mac" と(株)インターソフトの "まいと〜くMAC" です。前者は1,575円、後者は1,050円でした。

これで今さらパソコン通信をやろうとしている訳ではありません。今から二十年ほど前にアマチュア無線家の間で流行った "パケット通信" をこのアプリで試してみたいと思ったからです。

ご存じのように、パソコン通信は電話回線を用いて通信を行う訳ですが、パケット通信はアマチュア無線の電波、主として430メガと1200メガの周波数帯で運用されていました。

しかし、漏れ聞くところによると、その後のインターネットの普及によりパケット通信そのものは衰退し、一部ですが、GPS用途として利用されているようです。

パケット通信は "TNC" というモデムの様なハードウェアを用い430メガのFM電波で通信を行います。私も、TNCとしてAEA製のPK-88JとMFJ製のMFJ-1724を用いて、このパケット通信をやっていた時期がありました。

しかし、市販の通信アプリは全く無くて、基本的な仕様が似ているパソコン通信用のアプリで代用していました。
当時はNECのPC-8801MK2を主として使っていて、最初はN-BASICで簡単な通信プログラムを自作して通信していました。しかし、半角英数文字と半角カタカナしか使用出来なくて大変不便でした。

やがて、九州のキャリーラボと言う会社が "JetTerm" と言う通信アプリを発売し、これがなかなか秀でていて、使い勝手が良く、漢字も送受でき、永らく使っていました。

このアプリは8ビット機専用でしたが、その後に16ビット機用も出た様でした。しかし、私が本格的にPC-9801を使い始めた時に、このキャリーラボは倒産?したとの噂がパケット通信で流れてきて入手出来なくなりました。

慌てて16ビット用のアプリを探し始めましたが、幾つかの候補のうち、技術評論社から出ていたパソコン通信用のアプリ "CCT-98" がベストを思われ、早速購入して使ってみました。

Win 3.1の画面ではとてもシンプルな操作で通信が出来ることが分かり、それから数年でしたが、専らこれを使用してパケット通信を楽しんでいました。

やがてマイクロソフトからWin95が出るにおよび "CCT-Win" と、バージョンアップのお知らせが来ました。OSの大きな変更はアプリのGUIもそれなりに変更になり、ワタシ的にはあまり使い勝手が良くないように感じました。

時を同じくしてインターネットの利便性が大々的に報じられるようになり、私もパケット通信はそれを境に停止してしまいました。
それからでも十年余が建ち、このアプリ "Jterm2.0" との出会いがあり、またまたパケット通信を試してみたいと考えるようになりました。

まず、ハードウェアの立ち上げとMac OSの問題をクリアする必要があります。今回購入したパッケージでは漢字talk7 以降で利用出来るとあり、手持ちのOld Macでも使えそうに思えました。
それで、当面、"PowerMac 7600/200" で漢字talk7.5.5をブートすることで考えています。

後は無線機のチューンナップですが、ケンウッドの430メガFMトランシーバーTR-8400を予定しています。それとTNCのI/OがRS-232CなのでMacのRS-422との変換コネクタを調達することも必要になります。

本番までには幾つものハードルを越えなくてはならず、マダマダ先の見える話ではありませんが頑張ってみたいと思います。

それにしても、既に忘れ去られたパソコン通信用のアプリケーションが中古品とは言え、なんとか探し出せたアキバのジャンク市場の奥の深さに、いつもながら驚かせられます。

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