Translate

2007年5月19日土曜日

Adobe Illustratorを存続させるため?FreeHand の開発が中止に

マックでイラストを描くに重宝した「FreeHand」が無くなってしまうらしい。Macromedia を買収した Adobe は、この FreeHand の開発を中止するとニュースが流れてきました。

私が初めて Aldus FreeHand と出会ったのは今から十五年くらい前のことで、 当時の最強マシンMacintosh II fx で FreeHand 2.0を恐る恐る使った様に記憶しています。たった8MBのメモリで快適に描けて、MD-DOSではこんな事はとてもとてもと感心しました。

しかし、AdobeのPhotoshop 3.0を使い始めた頃から Illustrator に乗り換えてしまい、以来、忘れられた存在になっていました。

下の画像は、いま手元に残るAldus FreeHand 2.0 (左がプログラムFD、右がインストールFD)です。


FreeHand は、もともと Altsys が開発し、ページレイアウトのPageMakerでも有名な Aldus から発売されました。その時から Adobe Illustrator と競合していて、後に Adobe が Aldus を買収したため、FreeHandは開発元の Altsys の手に戻り、その後すぐに Macromedia が Altsys を買収しました。しかし、それを再度 Adobe が手を出し・・・要するに Adobe Illustrator の競合品を無くそうとする魂胆はミエミエなんですね。

今後 FreeHand の引き取り手が現れなければ、FreeHand はその数奇な経歴を経て静かに消えていくことになるのでしょう。残念ですが・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿