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2006年10月30日月曜日

「2001年宇宙の旅」の中古LDを買ってしまった

現在の映像メディアで一番手軽で普及しているのは、言うまでもなくDVDです。
それ以前から今もなおユーザが多いのがビデオテープ。このビデオテープより遙か後から登場して、素晴らしい映像を視せてくれたLD(レーザーディスク)は、画質ではやや劣るが扱い易いDVDの登場でビデオテープより先に消えてしまいました。

私は新しモノ好きで、レーザーディスクプレーヤも普及が始まりかけた1988年にパイオニアのCLD-99S(158,000円)を買いました。売れ筋は十万円前後だったので高い買い物でした。
しかし、これはかなりの力作で、トリックプレイが出来るし、ジョグシャトルダイヤル付き、フロントパネルが電子レンジのドア風にパタッと手前へ倒れるように開き、LDの出し入れが出来る驚きのメカを装備していました。メディアも30cmLDをベースに20cmLD、12cmCD、12cmCDV、8cmCDまで対応していて正にAll OKでした。

この当時は各社とも商品化の技術開発が追いつかず、レーザーディスクプレーヤに関して言えば、トップクラスはパイオニアとソニーだけ。他社の多くは、この二社からのOEM提供を受けていて取るに足りませんでした。
パイオニアのレーザーディスプレーヤ「CLD-99S」
パイオニアとソニーのどちらかでしたが、私の選択したのはパイオニアでした。
やはりLD開発の本家としての出来の良さでソニーに水を空けていました。しかし、今にして振り返れば私のAVシステムでパイオニアはこれ一点のみ、その他のコンポの殆どがソニーで占められ、唯一アンプとFMチューナーのみケンウッドでした。

その当時はレーザーディスクも次々と買い足しましたが、今のDVDより高くて6、800円位が普通でした。ですから、今のDVDの価格を見るに付け、物が普及段階に入ると如何に安くなっていくか・・・を実感しています。

それで、この「2001年宇宙の旅」ですが、神田神保町のさくら通りにある中古レコード店で見付けました。入口に近いところには30cmのLPレコードが沢山ありましたが、私には縁遠いクラッシックばかりで、視線をそらすと別の箱にレーザーディスクが同じくらいの枚数ありました。

2001年宇宙の旅 (2001: a space odyssey)
早速、一枚一枚を指で繰りながらタイトルを確認していくと、多くが1990年前後のモノであることに気付きました・・・正にLD全盛期の頃です。そして「2001年宇宙の旅」も出てきました。
前々から視てみたいと思いつつ果たせなかったこのLDで、即決で買う事にしました。500円でしたが、リーズナブルだと自分自身は思っています。

「2001年宇宙の旅」って、SF小説の大家 アーサー・C・クラークの脚本を元に、スタンリー・キューブリックが映画化したものです。この映画の特殊視覚効果はまさに革命的で、SF映画の概念を一変させたとも語り継がれています。

ストーリーは、「太古の地球。謎の黒い石板(モノリス)に触れた猿は、武器の使用を覚えた。そして舞台は人類が地球に君臨する未来へ。月で発見されたモノリスの謎を解くべく、五人の科学者を乗せ木星を目指すディスカバリー号。だが、船内でコンピュータHALが思わぬ反乱を起こし、人間が人口知能に翻弄される・・・」と、これ以降のSF映画のお手本にまでなりました。

「2001年宇宙の旅」の初上映は1968年ですが、2001年には再上映もあったとか。宇宙ステーションの建設も半ばですが、SF小説の筋書きが一部とはいえ実現方向にある事実に少々驚きさえ感じます。

LDジャケット内側
しかし、LDを買ってはみたものの未だ視てはいません。ディスク二枚組で三面再生となっていて録画時間は139分とあり、そのうち時間のある時に一気に視てみたいと思っています。

レーザーディスクプレーヤ「CLD-99S」も最近は稼働率が低くて心配ですが、七月に「Back to the Future」を久々視たので問題なくプレイすると思います。

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