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2006年7月19日水曜日

ラジオの居場所が無くなって久しい

先日、実家へ行った折りに、偶然、五球スーパーラジオを見付けました。
いつ頃までこれで聴いていたのか?
中波/短波 二バンド 五球スーパーラジオ
白黒テレビが自宅に来た時までは我が家の唯一の情報端末だったはず・・・、「夢であいましょう」や「若い季節」「シャボン玉ホリデー」「てなもんや三度笠」「ララミー牧場」「コンバット」「日本横断」「事件記者」「ジェスチャー」などなど、欠かさず視ていた頃は昭和三十年代だったから、四十年以上前に茶の間から姿を消したことになります。

現在ではラジオを生産するメーカは片手で数えられるほど、その用途も通勤時のオジさん達の情報端末が圧倒的で、その次が災害時に備えての情報収集アイテムと相場が決まっているようです。

もはや茶の間の主役には戻れないラジオですが、「五球スーパーラジオ」と言う言葉自体が、現世では死語に近いと思われます。しかし、今は「トランジスタ ラジオ」とも呼ばれないのでは・・・

左はアンテナ線、右はACコード
裏蓋を外して確認すると、

SANYO RADIO SE-20
真空管 12BE6, 12BD6, 12AV6, 30A5, 35W4
スピーカ Sanyo P-4D 2W
受信範囲 540kc〜1650kc 3.7Mc〜12Mc

今さら五球スーパーラジオで放送を聴くこともないでしょうが、偶然のニアミスに早速ですがACコードをコンセントに差し込み電源をonしてみました。

暫く待っても音無の状態、裏側から透かしてみると真空管が点灯していない・・・「ダメだな」と思いつつoffしました。トランスレス方式で部品点数もそれほど多くないので、点検も容易で・・・いずれ、テスター片手に取りあえず通電テストをして復活の為の努力をしてみたいと思っています。



コメント(アーカイブ)

5級スーパーが出てきましたね。この当時のトランスレスはヒーターを全て 直列にして100vにしていましたので、1本が断線 すると全て点燈しなくなります。 私は自作の5級スーパーを使っていますが、昔懐かしい音が出てきます。ラジカセの音とは全く違います、修理して音を聴き、感想を聞かせて下さい。 都内散策レポートは、暑い中ご苦労様が感想です。
Posted by  T.A. at 2006.7.20 19:57:09
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真空管のストックは100本以上あるはずですが、MT管でトランスレス用の球は殆ど含まれていないはず?、ヒータの断線だと対処が難しいかも知れません。
秋葉原を回れば、マダマダ真空管専門店も数軒あるので入手は困難ではありませんが、当時はポピュラーな球でしたが、今は高額になっているでしょう
NGな球が何本あるかにもよって復活させるか?判断することになりそうですが、真空管による音を聴いてみたいとは思っています。
Posted by  BlueMac at 2006.7.20 20:12:59
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