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2006年6月5日月曜日

久々の秋葉原界隈の散策 その2 「Jterm2.0」をゲット

秋葉原中央通りはコミック本、フィギュアーやプレステ、任天堂などのゲーム関連の店が軒を連ね、パソコンオタクやラジオ少年の居所は既にありません。まぁーそれでもアキバの裏通りには昔ながらのジャンク屋、パーツ店、中古パソコン店などが並んでいて、細々ながら昔を彷彿とさせる佇まいもあることはあります。

そんな店のヒトツ、中古Macの専門店で「日本語パソコン通信プログラム for Macintosh」を見付けました。インターネットがこれほど普及した現在ではパソコン通信なんて死語に近いでしょうし、パソコン通信って何か?とも言われそうです。

(株)まつもとが開発したMac用としては数少ないパソコン通信用のアプリケーション「Jterm2.0」です。

「Jterm2.0」

もっとも、私が今さらパソコン通信をやろうとしている訳ではありません。一時期、アマチュア無線家の間で流行ったパケット通信をこのアプリで試してみたいと思ったからです。

パソコン通信は電話回線を介して通信を行う訳ですが、パケット通信はアマチュア無線の電波を介して行う訳で、主に430メガと1200メガの周波数帯に於いて運用されていました。
現状がどの様になっているか?私にも分かりません。恐らく、インターネットの普及と携帯によるメールの利用などで激減していることでしょう。

最盛期は1980年代半ばで、私も五年間くらい入れ込んでいた時期がありました。
モデムの変わりにTNCというハードウェアを介して430メガのFM電波で通信を行う訳です。私も、TNCとしてAEA製のPK-88とMFJ製のMFJ-1724を用いていました。

専用の通信アプリは全く無くて、基本的な仕様が似ているパソコン通信用のアプリを代用していました。
当時はNECのPC-8801MK2を主として使っていて、最初はN-BASICで簡単な通信プログラムを自作して通信していました。しかし、半角英数文字と半角カタカナしか使用出来なくて大変不便でした。

やがて、九州のキャリーラボと言う会社が「JetTerm」と言う通信アプリを発売し、これがなかなか秀でていて、使い勝手が良く、漢字も送受でき、永らく使っていました。このアプリは8ビット機専用でしたが、その後に16ビット用も出た様でした。しかし、私が本格的にPC-9801を使い始めた時に、このキャリーラボは倒産?したとの噂がパケット通信で流れてきて入手出来なくなりました。

慌てて16ビット用のアプリを探し始めましたが、幾つかの候補のうち、技術評論社から出ていたパソコン通信用のアプリ「CCT-98」がベストを思われ、早速購入して使ってみました。
Win 3.1の画面ではとてもシンプルな操作で通信が出来ることが分かり、それから数年でしたが、専らこれを使用してパケット通信を楽しんでいました。

やがてマイクロソフトからWin95が出るにおよび「CCT-Win」と、バージョンアップのお知らせが来ました。OSの大きな変更はアプリのGUIもそれなりに変更になり、ワタシ的にはあまり使い勝手が良くないように感じました。

時を同じくしてインターネットの利便性が大々的に報じられるようになり、私もパケット通信はそれを境に停止してしまいました。
それからでも十年余が建ち、このアプリとの出会いがあり、またまたパケット通信を試してみたいと考えるようになりました。

まず、ハードウェアの立ち上げとMac OSの問題をクリアする必要があります。パッケージでは漢字talk6.0.7以降、漢字talk7でも利用出来るとあり、手持ちのOld Macから適当なモノを復活する必要がありそうです。
後は無線機のチューンナップとTNCが未だ生きているか?調べること、それとTNCのI/OがRS-232CなのでMacのRS-422との変換コネクタを調達することが必須です。
本番までには幾つものハードルを越えなくてはならず、マダマダ先の見える話ではありませんが頑張ってみたいと思います。
なお、パソコン通信用のアプリケーション「Jterm2.0」は中古価格で525円でした。

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