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2006年3月25日土曜日

学研の手作りキット「真空管ラジオ」を買った その1

学研が発行している「大人の科学」シリーズに「真空管ラジオ」が加わりました。3月25日発売で価格は8,800円、10,000台の限定発売だそうです。

中央がスピーカ、四辺形のコイル
ガラス管の中にほんのり灯るフィラメントを見ながら、真空管ならではの柔らかな音でラジオの受信が楽しめるこのキットは、真空管時代をよく知る私にも非常に興味があり、早速ながら東京駅北口に近い丸善書店で買い求めました。

この真空管ラジオは 三球再生検波方式のものです。
この再生検波方式は、真空管ラジオが登場した時代から昭和二十年代までよく使用された回路で、真空管全盛の当時は、ラジオの製作の入門用として、並三ラジオや並四ラジオとして数多く製作されました。

何でも、このキットに使用しているMT型真空管は、1950年〜1960年代に中国で製造された直熱式の電池管、比較的低電圧で動作が可能なもので、中国軍の通信機用として製造された真空管と説明されています。

左から真空管1K2、1B2、2P2
真空管1K2で再生検波、1B2と2P2(または3S4)の2本の真空管で低周波増幅をしてスピーカーを鳴らします。電源としては45V(006P×5個)で動作し、フィラメントは1.5Vの単二電池を使用しています。

コイル、バリコン、真空管、ボリューム、スピーカーを除く部品は、プリント 基板上にあらかじめハンダ付けされています。
自分で作業するのは、絹巻きリッツ線を巻いて作るコイル部分の組み立て製作、 バリコン部分の組み立て、ボリュームやスピーカー、プリント基板の取り付け、そして各部 のワイヤリングです。

これから製作の過程をデジカメで記録しつつ完成させブログでも紹介してみたいと思っています。



コメント(アーカイブ)

こんばんは。初めまして。

先日通販のAmazonで注文したのですよ。
あー!電池式とは思いませんでした。
大型でしたのでAC100Vと思ってました。
明日には届くみたい。
電池代が大変そうです。
Posted by  おーにゃん at 2006.3.25 18:38:27
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私は昨日(3月24日の夕方に)東京駅に近い丸善書店で手に入れました。
そうなんですね、移動用の無線機や受信機用に造られた真空管ですから、乾電池が必要ですね。
真空管の名称が中国独自の命名の様ですが、私たちに分かり易い米国名称で言えば、1T4、1S5、3S4です。
そう言われてみれば、私自身はこの真空管を全部持っています。昭和三十年代には携帯用受信機にはしばしば使われた真空管でした。
ヒータ電流が50mAですから三本で150mAほど、それ故、単二乾電池でも十分でしょう。当時より電池の性能が格段に上がっているので長時間使えると思います。ただし、積層電池の006Pを五個直列に繋いで45Vを得る様にしているのは大変苦しいと思います。当時でしたら同じ積層電池で45Vとか67.5Vとかの電池を使用する訳ですが・・・乾電池メーカとしてマクセル(現在の日立マクセル)は有名でした。
なお、同梱されている真空管は、かなり長い年月を経ているためか、品番がかすれて読み難く、底部にマジックで黒色、青色、赤色を塗り識別できる様にしてあります。また、真空管セットの追加注文は4,500円だそうです。
Posted by  BlueMac at 2006.3.25 20:43:25
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こんばんは。

凄いですね。電池管お持ちなんですね。
なんか他にも沢山持ってらっしゃるのでは?。
コレクションとかされてます?。
電池管の寿命はやはり普通のタイプより短いのでしょうか・・・。
なんか久々にワクワクします。
Posted by  おーにゃん at 2006.3.25 23:06:32
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